スレート屋根とは?化粧スレートのメリット·デメリット、耐用年数について

目次

日本の戸建て住宅によく使われている屋根材のひとつ「スレート」。この記事ではスレートについて、メリットやデメリットなどの特徴も含めて詳しく説明しています。新築から10年。「そろそろスレート屋根のメンテナンスの時期かな?」とお考えの方は、ぜひ読んでみてください。

スレートについて

スレートは、粘板岩という泥や頁岩(けつがん)が圧縮されることにより作られた岩を加工して作られた屋根材や外壁材です。

この自然由来のスレートは味わいと高級感があふれ、とても高価なのですが、現在は「化粧スレート」という人工的に作られた屋根材が普及しており、日本の戸建て住宅に多く採用されているのもこの化粧スレートのほうです。

化粧スレートの主原料はセメントで、そこに繊維素材を含ませ、さらに板状に加工することで建材として使用します。
色のバラエティに富んでいるため外壁の色と合わせやすいことや、そして形状のバリエーションがあり意匠性に優れることが、この化粧スレートが選ばれる理由です。

スレート屋根のメリット

化粧スレートは、主に屋根材として使用されています。 化粧スレートに、屋根材に求められる多くの要素がそろっているからでしょう。まずは化粧スレートが屋根材として優れている理由からご説明します。


カラーバリエーションが豊富

先に触れたとおり、セメントに繊維素材を含ませて作られる化粧スレートはカラーバリエーションが豊富です。色の選択肢が多ければ、外壁やほかの建材の色と合わせやすくなります。ほかの屋根材ではなかなか選べないカラフルな色も、化粧スレートなら選べるかもしれません。


軽い

化粧スレートの屋根材は厚さが5mm程度しかなく、とても軽量です。軽い屋根材を使えば屋根全体の重量も軽くなりますから、建物への負荷が少なく、地震の揺れも増幅しません。つまり、化粧スレートの屋根材には優れた耐震性が備わっているのです。


安い

化粧スレートの屋根材の価格は、ほかの屋根材と比較するとリーズナブルです。施工費用も比較的リーズナブルなので、コストを抑えて家を建てたいという方にとって最高の選択肢だといえるでしょう。


施工がかんたん

化粧スレートの屋根材は比較的施工がかんたんです。人気の屋根材であることから考えても、化粧スレートを施工できない業者はまずありません。


重ね葺き(カバー工法)が可能

化粧スレートは、傷んでしまった場合、重ね葺きによりリフォームすることが可能です。軽量な化粧スレートは、同じく軽いガルバリウム鋼板の屋根材を重ねてリフォームすると、耐震性を損なうことなく屋根を美しくリフォームできます。下地が劣化している場合は葺き替えなければなりませんが、重ね葺きが可能ならリフォーム費用を抑えることが可能です。

スレート屋根のデメリット

屋根材としてふさわしい特徴を持つスレートですが、デメリットもあります。


割れやすい(やや耐用年数が短い)

化粧スレートはセメントを薄く加工した建材なので割れやすく、耐久性にやや難があることは否定できません。製品により2025年程度の耐用年数はあるものの、台風が多く通る地域など、飛来物衝突の心配がある地域にはあまり向かない屋根材です。


防水性がやや劣る

化粧スレートの屋根材は、施工時にどうしても接続部分が多くできてしまうため、この部分から水が入りやすいという欠点があります。もちろん、しっかり施工されていて、なおかつ定期的にチェックが行われていれば問題はありません。しかし、このような接続部分には水分が残りやすく、いつのまにかカビなどが繁殖して劣化が進行しやすいので注意が必要です。


頻繁にメンテナンスする必要がある

化粧スレート自体に防水性は備わっていないので、その寿命をまっとうするためには定期的にメンテナンスする必要があります。ほかの屋根材でも定期的なメンテナンスは当然やらなければなりませんが、化粧スレートの場合は環境や使用塗料なども考慮に入れ、ほかの屋根材よりも短い710年程度を目安にメンテナンスする必要があるでしょう。

スレート屋根のメンテナンス費用

化粧スレートの屋根は、ご紹介したようにメンテナンスを頻繁に行う必要があります。

小さな割れや剥がれなど、屋根材を交換すれば直せるような場合は、屋根材1枚につき0.53万円を目安にするといいでしょう。


塗装によるメンテナンスを行う場合は、使用する塗料にもよりますが、30坪の家で4060万円ほどが相場です。


重ね葺きによりメンテナンスする場合は屋根材を処分する必要がないので、同じく30坪の家で150240万円ほどを相場と考えましょう。葺き替えの場合は160250万円が目安です。

スレート屋根の注意点

化粧スレートの屋根材には、以前、アスベストが使われていました。アスベストは耐久性の向上に効果的なのですが、ご存じのように体内に入ると危険な物質なので、現在は幅広く使用が禁止されています。
2004年以降に建てられた家であれば、化粧スレートにアスベストは含まれていません。しかし、それ以前に建てられた家の化粧スレートにはアスベストが使われている可能性があります。


アスベストは、廃棄物処理費用がかさむため、とくに葺き替えでのメンテナンスをお考えの方は、業者と相談して適切な方法を選ぶことが重要です。

まとめ

戸建て住宅の屋根に多く使われているスレート屋根についてご紹介しました。

化粧スレートはほかの屋根材と比較してやや耐用年数が短いものの、カバー工法でメンテナンスができるなど優れたところも多い屋根材です。
船橋市やその周辺地域で屋根のメンテナンスをお考えの方は、「Global Ascension(グローバルアセンション)」までご相談ください。